マネックスでは今年度から、社員全員に一週間の連続休暇を取らせることを義務付けました。これはアメリカの金融機関などでは随分前から実施していますが、何か不正が隠蔽されていないか、随時処理されるべきものが溜められていないか、ちゃんと一人が抜けても周りの人間で業務をカバー出来る体制が出来ているか、等を確認する為に行われるものです。最近のアメリカの銀行では二週間の連続休暇を取らせているようです。これは役職員全員で、例外がありません。私もその対象になります。当社では今年から始めたので、先ず部長以上は上半期中にこの義務を達成するように指示した手前、私も遂に休暇を取ることになりました。マネックスを創立して以来、初めての休暇です。休暇を使って、ダボス会議で有名な世界経済フォーラムの青年部会会議のようなものに参加し、その後そこで知り合った仲間の一部と、場所を変えて新しい会議を行い、それからもう一都市だけ寄って帰ってきます。ですから休暇と言っても仕事に行くようでもあるのですが、今回は若干ルースに日程を組んであって、或る程度息抜き出来るようにしています。つぶやきは旅行中も書きますので、猛暑と言われるヨーロッパから何か面白い発見をお伝え出来るかも知れません。それでは。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。