アメリカの戦費負担が気になります。
数年前にプライマリー・バランスを果たしたにも拘らず、2001年10月から2002年9月までの会計年度では19兆円程度の赤字となり、昨年10月−12月の3ヶ月間の財政赤字幅は、既に13兆円程度にまで膨れています。もちろん軍関係費だけが原因ではありませんが、それが最大の要因であることは明らかです。正義と平和の為の支出ですが、そのスピードが気になります。「自国だけでも戦う」という態度が、余計に不安にさせます。いずれ奉加帳のように戦費負担のお鉢が回ってくるのでしょうか。回ってきても大変ですし、回ってこなくてアメリカが大きな経済問題を抱えてしまっても、それはそれで困ります。戦争が経済に直接及ぼす影響も気になりますが、コスト負担の決定プロセスとその影響もとても気になります。ドルの値動きを見ていると、様々な思惑と解釈が織り込まれている気がして、思索は尽きません。