産業再生機構について、いろいろと報道されていますが、最終的にどのような形になるかとても興味があります。しかし私は、「再生」にとってもっとも大切なことは、まず債権が時価評価されることだと思います。再生するための人材も、再生に必要な資金も、適正な価格で債権を(ある意味で会社を)買うことが出来れば、いくらでも沸いて出てくるでしょう。必要なのはリソースではなく、再生をしたくなるような「場」を作っていくことだと思います。無理やり企業を再生する仕組を作ると、また需要が沸かなくなり、却って経済全体の再生のプロセスにとっては逆効果ではないでしょうか。これから議論が詰まっていくと思いますが、要注目です。