街の灯りというと思わずいしだあゆみを口ずさんでしまいますが、同じ日本でもその土地その土地によって灯りの雰囲気が大きく違います。単に明るい暗いだけでなく、灯りの色や、演出の仕方に大きな違いがあります。勿論街並み、即ち日中の佇まいも違うのですが、夜になると性格が際立ってきて、かえって視覚的情報量の少ない夜の方が街と街の見た目の差が大きくなるように感じます。陰影礼賛にもあるように、微妙な光の取り扱いは日本文化の最たる部分です。食べ物や産業以上に、言葉と灯りが地域文化の最大の特徴のような気がしますが、これは日本だけでしょうか。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。