東京都千代田区は6月に議会で可決され、10月1日から施行される「路上禁煙条例」の当初の運用内容を昨日発表しました。路上禁煙指定地区は秋葉原駅周辺など8カ所(面積で区全体の30%)で罰則は2000円です。条例では「路上禁煙地区における道路上で喫煙する行為」を禁止しています。歩きながらの煙草の火は、子供の顔に当たったりすると凶器になる、という理由だったと思いますが、至極尤もな理由だとは思います。しかし気になることがあります。どこまでが「道路上」なのでしょう?自家用車の中は道路上でないという説明が千代田区の広報誌にありますが、オープンカーはどうなるのでしょう?オートバイも「車」ですからオートバイもいいのでしょうか?そうすると自転車はどうなるのでしょう?春日三球さんはまた眠れなくなってしまいそうです。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。