毎年7月の6、7、8日は東京入谷鬼子母神前で朝顔市が開かれ、続く9、10日は浅草の浅草寺境内で鬼灯(ほおずき)市が開かれます。
私の好きな屋台も並び、東京に夏が来たことを告げる正に江戸らしい風物詩です。この朝顔ですが、私の知る限り古今集などには顔を出しません。万葉集には朝顔を詠んだ歌があります。江戸時代の俳句にも朝顔は詠まれています。しかし古今集にはない。あの形や色は庶民的なものであり、貴族趣味には合わなかったのでしょうか?或いはア・サ・ガ・オという韻が、どこか間抜けというかだらしなくて、洗練されていた平安時代の詠み手や編者には好まれなかったのでしょうか?朝顔、鬼灯、浴衣、香具師。下町っぽさが強いですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。