今日は山開きの日です。江戸時代、江戸周辺では山岳信仰の一つとして富士山信仰が盛んでした。そういう人達の集まりが富士講と呼ばれる組織で、東京の中にも多数あったようです。まぁ町内会のようなもので、実際大きさも町内会程度の規模で、富士山に登山できない子供や老人でも富士登山の御利益にあずかれるようにと、神社の境内などに富士塚と呼ばれる小型模造富士山を溶岩の固まりを使って造りました。そして富士山自体の山開きの日に、各地の富士塚でも山開きをした訳です。しかし今日は生憎の雨。流石の富士山でも頂上まで雲の中で、今日は日の出を拝むことは出来なかったでしょうか?町の富士塚でもこの天気ではお祭りもパッとしないでしょう。桜の開花が早すぎて商機を失ったテキ屋の皆さんは、富士開きでもまた儲け損なうのでしょうか?しかし実はワールド・カップで普段の年にはない大商いを各開催地で獲得しており、これで丁度釣り合いが取れているのでしょうか?