昨晩のワールドカップは興奮しました。恐らく列島のあらゆる所で叫び声がしていたことでしょう。関東地区の視聴率は平均で66.1%、瞬間最大では終了直後に81.9%にまでも達したそうです。スポーツ中継としては東京オリンピックの女子バレー決勝、日本対ソ連に次ぐ歴代2位のようです。
8割超というと、ほぼ全所帯が見ているといった感じでしょうか。腐っても大国、「国」としての発現もいろいろな形である我が国に於いてでさえこうですから、中南米やアフリカの小国にとってはまさに国家的イベントに違いありません。普段いろいろと言いたいことのある大国に勝てば、まさに溜飲が下がることでしょう。日本では未だ本格的なフーリガン問題は起きてませんが、昨日はモスクワや中国でサポーターが暴徒化したようです。ファンと呼ばずにサポーターと呼ぶのも、アドレナリンの分泌を増長させている気がします。決勝トーナメントになれば、日本でもきっと事件が起きるでしょう。日本会場での決勝トーナメント参加国は、決勝戦の相手を含めて9カ国。そのうちの8カ国が日本での試合で敗退します。リーグ戦で勝ち点を争っている1次リーグとは比べものにならない興奮や不満が爆発するでしょう。私は生来の野次馬なので、六本木ロアビル前に思わず足が向いてしまう自分が今から怖いです。
(先日のイングランド・アルゼンチン戦の後も、しっかり見物に寄りました。)