連日の国会議員の醜聞には辟易としますが、いつまで経っても構造改革が進まないのにはもっと参ります。もっとも構造改革が必要なのは国会であることはまず間違いないでしょう。一国民からみると「隗より始めよ」とはまさに国会全体のことのように思えます。一票の重さが違憲状態にあると最高裁が判断しているのに、その状態が是正されないというのも法治国家としては恥ずかしい限りです。
そこで考えたのですが、今の定数で一票の重さをバランスさせようとするといろいろと技術的にも政治的にも難しいのでしょうから、票の重さが調整できるようにいっそのこと定数を倍増したらどうでしょうか。そうすると新しい議席を目指して若い人とか、ビジネスマンとか、いろいろな人が国会に行こうとし、実際大勢が当選するでしょう。自民党の代議士の数が2倍になって、その増えた人達の平均年令が40才ぐらいで、政治家としての経験が殆ど皆なかったら、流石に政治も変わっていくのではないでしょうか。或いはいきなり一大政党ができるかも知れません。国会議員が倍になったって大したコスト増ではありません。票の重さを是正するという大義名分もあります。似た手法は他国でも採られたことがあります。早く実現できないものでしょうか?