春は香りで、秋は音でその訪れを知るものである。そんなつぶやきを書いたことがありますが(2000年10月17日)、春にも音はあるものです。耳を澄ませてみるといろいろな音が聞こえます。小鳥のさえずりが一番際立っています。春告鳥ともいうウグイスの鳴き声はもう終わったのでしょうか、しかし注意深く聞くと様々な種類の鳥の鳴き声が聞こえてきます。風に吹かれて木々の葉がさわさわと擦れ合う音も、実は春の音でしょう。冬の間の常緑樹の葉は固くてあのような音は出ませんし、夏は蝉の鳴き声に掻き消されてあの微妙な音は聞こえません。気を付けてみると、いろいろな兆しは身の回りにあるものですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。