春は香りで、秋は音でその訪れを知るものである。そんなつぶやきを書いたことがありますが(2000年10月17日)、春にも音はあるものです。耳を澄ませてみるといろいろな音が聞こえます。小鳥のさえずりが一番際立っています。春告鳥ともいうウグイスの鳴き声はもう終わったのでしょうか、しかし注意深く聞くと様々な種類の鳥の鳴き声が聞こえてきます。風に吹かれて木々の葉がさわさわと擦れ合う音も、実は春の音でしょう。冬の間の常緑樹の葉は固くてあのような音は出ませんし、夏は蝉の鳴き声に掻き消されてあの微妙な音は聞こえません。気を付けてみると、いろいろな兆しは身の回りにあるものですね。