中学からの友人が木村伊兵衛賞を受賞しました。由緒正しい写真賞です。高校の時に、私が写真部部長、彼が会計を務めていました。部にはその2つしか役職がなく、かつ部員全員あわせても10人に足りないような部でした。私は小学生の頃から父に教えられて黒白フィルムの現像などもしていましたが、中学の頃は殆ど撮影もせず、どちらかというと単なるカメラ好きでしたが、彼は中学の頃から撮って撮って撮りまくっており、高校の時に人手不足で部が倒れかけたので、彼に頼まれていきなり部長として入部したのでした。彼は大学でも撮り続け、就職もしないでひたすら自分の写真を追求し続け、今ではアメリカの美術館などにコレクションもされるようになりました。一年ほど前に雑誌の取材の時に、私のポートレートを友情出演で撮りに来てくれました。「なんでそこまでこだわるの?」と聞くと「お前も頑固だけど一緒だよ。自分が可愛いからさ。」と言い切りました。そんな彼の授賞式に、これからちょっと顔を出してきます。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。