月曜日の夜遅くからマンハッタントランスファーを聞きに行きました(私が確か中学生の頃に流行っていた男女2人ずつのジャズ・ボーカル・グループです)本当に久しぶりで懐かしいものでした。メンバーは一人だけ(ジャニス・シーゲルでない方の女性)変わっていましたが残りの3人は以前と一緒で、高音の伸びや、速いテンポの曲のカチッとした完璧さは流石に全盛期ほどではありませんでしたが、コーラスは相変わらず最高であり、例の「早口言葉メロディー」とも言うべきお家芸も相変わらず健在でした。一つ感じたのはメロディーや楽器の演奏による感動は万国共通ですが、歌芸はさすがに言葉が分からないと感じ方も今一歩ダイレクトでないようでした。即ち聴衆のノリ方が実際のパフォーマンスの質に比してちょっと鈍いように感じたのです。最後にアンコールでステージに戻ってきた時に、「バードランド」(彼らのレパートリーの中で恐らくもっとも有名な曲)のコード進行の演奏が始まると場内が急に騒がしくなったのもそんな考えを強くさせました。
(でもやっぱりバードランドは良かった・・・)