月曜日の夜遅くからマンハッタントランスファーを聞きに行きました(私が確か中学生の頃に流行っていた男女2人ずつのジャズ・ボーカル・グループです)本当に久しぶりで懐かしいものでした。メンバーは一人だけ(ジャニス・シーゲルでない方の女性)変わっていましたが残りの3人は以前と一緒で、高音の伸びや、速いテンポの曲のカチッとした完璧さは流石に全盛期ほどではありませんでしたが、コーラスは相変わらず最高であり、例の「早口言葉メロディー」とも言うべきお家芸も相変わらず健在でした。一つ感じたのはメロディーや楽器の演奏による感動は万国共通ですが、歌芸はさすがに言葉が分からないと感じ方も今一歩ダイレクトでないようでした。即ち聴衆のノリ方が実際のパフォーマンスの質に比してちょっと鈍いように感じたのです。最後にアンコールでステージに戻ってきた時に、「バードランド」(彼らのレパートリーの中で恐らくもっとも有名な曲)のコード進行の演奏が始まると場内が急に騒がしくなったのもそんな考えを強くさせました。
(でもやっぱりバードランドは良かった・・・)
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。