【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,511.59 ▼352.10 (9/23)
NASDAQ: 26,936.04 ▼308.24 (9/23)
1.概況
21日の米国市場は主要3指数揃って上昇しました。中東情勢改善期待から原油価格が下落したことでインフレ緩和期待が生まれました。その影響で長期金利が低下したことが好感されました。
22日の米国市場は高安まちまちの展開となりました。長期金利の上昇が嫌気されたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はAI(人工知能)ブーム期待で続伸し過去最高値を更新しました。
23日の米国市場は主要3指数揃って下落しました。米国ではS&Pが発表した企業活動が過去5年余りで最も速いペースで拡大し、堅調な需要を背景に製造業やサービス業で新規受注や雇用が増加していることが確認されました。これにより金利が上昇したことが投資家に嫌気され売り優勢の展開となりました。
ダウ平均は92ドル安の51,771ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後には下落幅を縮小し、日本時間23時14分には16ドル安の51,846ドルでこの日の高値をつけました。その後はじりじりと下落幅を拡大し、日本時間4時59分には386ドル安の51,477ドルでこの日の安値をつけ最終的にはほぼ同水準の352ドル安の51,511ドルでこの日の取引を終え続落となりました。
ナスダック総合株価指数は308ポイント安の26,936ポイントで5日ぶりに反落、S&P500株価指数は58ポイント安の7,706ポイントで続落となりました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち1業種が上昇、10業種が下落となりました。エネルギーが1.0%高、コミュニケーション・サービス、公益事業が1.9%安、一般消費財・サービスが1.6%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中9銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]は1.8%高、シェブロン[CVX]が1.5%高、ボーイング[BA]が1.1%高となりました。一方で21銘柄が下落し、マクドナルド[MCD]は23日に開いた投資家向け説明会で物価高の影響で客足が伸び悩むとの見方を示したほか、フランチャイズ加盟店への支援を発表したことで生じる巨額の費用が嫌気されたことで4.8%安となり構成銘柄中トップの下落率となりました。そのほか、アルファベット[GOOGL]が3.8%安、ホームデポ[HD]が2.8%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、メタ・プラットフォームズ[META]は新たなAI(人工知能)エージェント「ミューズ」が好発進となり、21日には米国でのモバイルアプリランキングで首位となりました。また、23日-24日開催される同社のイベント「メタ・コネクト」への期待も相まって株価は1.0%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.15%高い5.11%で取引を終えました。24日朝のドル円相場は158円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
金利上昇が嫌気されたことで米国主要3指数は揃って下落しました。米景気の底堅さやインフレへの懸念を示す経済指標を受けてFRBが今後も利上げを行うとの思惑が高まり、金利が上昇し5年債も節目となる5%に達しました。
夜間の日経平均先物は840円高の65,940円で取引を終えました。日本市場は祝日明けとなりますが、23日の米国市場は下落したものの日本の祝日の期間にはナスダックが最高値を更新する場面もあり、好調な米国市場の流れを引き継ぎ好調なスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
