東京市場まとめ

1.概況

日経平均は251円安の65,604円と下落して取引を開始しました。前日の米国市場では、NYダウが3日続伸し、ナスダック総合株価指数や主要な半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も上昇しました。一方、日本市場では、米エヌビディア[NVDA]の決算発表を日本時間27日早朝に控え、半導体関連銘柄に利益確定売りが先行しました。一時465円安まで下げましたが、韓国総合株価指数(KOSPI)が上昇に転じたことをきっかけに買い戻しが強まり、371円高の66,227円と前場の高値で午前の取引を終えました。

後場も堅調に推移し、一時585円高まで上げ幅を広げました。証券、銀行、保険などの金融株が買われた一方、原油安を受けて石油関連株は軟調となりました。

日経平均は最終的に405円高の66,262円で続伸しました。TOPIXは17ポイント高の4,111ポイントで5日続伸となりました。

2.個別銘柄等

バンダイナムコホールディングス(7832)は1.5%高の5,658円となりました。「機動戦士ガンダム」のプラモデルや「ONE PIECE」のトレーディングカードなどの販売が好調です。AI・半導体関連から投資資金が分散するなか、好業績を評価した買いが入りました。

ソフトバンクグループ(9984)は1.5%高の5,163円となりました。米メディアは、米オープンAIが開発する半導体「ハラペーニョ」の試験で、エヌビディアの現行製品を上回る性能が確認されたと報じました。AI市場の成長や、出資先であるオープンAIの企業価値向上を期待した買いが入りました。

東京海上ホールディングス(8766)は3.0%高の7,629円をつけ、続伸となりました。25日、10月1日を効力発生日として1株を15株に分割すると発表しました。最低投資額が74万円程度から5万円弱に低下するため、個人投資家層の拡大や長期株主向け優待制度の導入を評価した買いが入りました。

Terra Drone(278A)はストップ高となる21.4%高の17,050円をつけました。防衛装備庁の「迎撃ドローン早期取得プログラム」で、同社の国産迎撃ドローン「Terra B1」が実証試験を単独で通過し、量産段階へ進んだと発表しました。業績への影響は精査中ですが、防衛分野での事業拡大を期待した買いが集まりました。

VIEW POINT: 明日への視点

明日に向けては、日本時間27日早朝に発表される米エヌビディアの決算が最大の注目材料となります。国内ではアドバンテスト(6857)をはじめとする半導体関連株の反応に加え、米国で発表されるPCE物価指数やGDP改定値を受けた米長期金利とドル円相場の動向が注目されます。

(マネックス証券 インベストメント・ストラテジーズ 塚本 憲弘)