東京市場まとめ
1.概況
日経平均は406円高の65,732円で反発して取引を開始しました。前日の米国市場では、主要3指数が揃って上昇したことに加え、日経平均は前日に3.2%安と大きく下げていた反動から、自律反発を狙った買いが入りました。序盤から上げ幅を拡大した日経平均は10時8分に998円高の66,325円をつけ、この日の高値を更新しました。その後は伸び悩み、前引けは656円高の65,982円となりました。
後場も再び、上げ幅を拡大して推移しました。半導体銘柄が買われ、堅調な推移となった日経平均は最終的に890円高の66,216円で取引を終えました。
TOPIXは47ポイント高の4,059ポイントで4営業日ぶりに反発、新興市場では東証グロース250指数が34ポイント高の776ポイントで3営業日ぶりに反発しました。
2.個別銘柄等
キオクシアホールディングス(285A)は6.0%高の52,950円をつけ、反発しました。前日までの2日間で約2割下落していた中で、自律反発を狙った買いや、韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇を受け、堅調な推移となりました。同業の韓国半導体大手、SKハイニックス[SKHY]は韓国市場で約4.5兆円規模の自社株買いを実施する方針を発表し、同市場で急伸しました。
良品計画(7453)は3.3%高の4,379円をつけ、4営業日ぶりに反発しました。19日、外資系証券が同社の目標株価を従来の4,800円から5,700円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。アナリストは「グローバル大型ハイクオリティー高成長銘柄としての評価が妥当」と説明しています。
さくらインターネット(3778)は8.8%安の3,570円をつけ、大幅続落となりました。19日、レンタルサーバーへの不正アクセス問題に関して、顧客の契約情報などを管理するシステムにも不正アクセスがあった可能性があると発表しました。対象アカウント数は最大136万超とし、これによる今後の業績影響などを懸念した売りが出ました。
名村造船所(7014)は6.9%高の4,585円をつけ、大幅反発となりました。19日、日本経済新聞は、同社について「2035年までに佐賀県の伊万里湾に大型船の新しい建造設備(ドック)を設ける」と報じ、生産余力の拡大による将来の業績期待が買い材料となりました。
ギフティグループ(590A)は一時11.3%高の1,433円をつけ、上場来高値を更新しました。19日、国内証券が新たに同社の調査を開始し、投資判断を5段階で最上位の「1(買い)」、今後半年から1年程度の目標株価を1,900円と足元より高い水準に設定したことで、これを材料視した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は前日の下落の反動もあり、1.4%高で反発しました。韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇が国内半導体株にも波及した様子です。昨日は、米金利の上昇が一服したものの、米政府による国債買い戻し拡大の影響が大きく、金利リスクは引き続き注視が必要と言える中で、米国では新規失業保険申請件数や小売りのウォルマート[WMT]の決算発表などが注目材料としてあげられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
