東京市場まとめ

1.概況

日経平均は157円高の53,571円と続伸して取引を開始しました。序盤は上げ幅を拡大し、9時17分に502円高の53,916円で、この日の高値をつけました。その後は伸び悩む展開となりました。戻り待ちの売りが出たことで、前引け間際に下落に転じ、90円安の53,323円で午前の取引を終えました。

後場も中東情勢の不透明感から上値は重く、13時14分には256円安の53,156円まで下落しました。その後は持ち直し、大引けにかけて再び上昇に転じた日経平均は、最終的に15円高の53,429円と小幅高で取引を終えました。

TOPIXは9ポイント高の3,654ポイントで反発、新興市場では東証グロース250指数が2ポイント高の742ポイントで3日続伸となりました。

2.個別銘柄等

フジクラ(5803)は5.0%安の4,370円をつけ、続落となりました。人工知能(AI)への期待感を背景にデータセンター向けの光部品需要が急拡大するとの見方から同社の株価は年初来で5割上昇しており、本日は利益確定売りが優勢となりました。

サンリオ(8136)は4.2%高の988.7円をつけ、反発しました。中東情勢悪化に伴う原油高で、国内ではインフレ加速懸念が高まるなか、同社は価格転嫁力の高さから「インフレ耐性のある銘柄」として見直し買いが入りました。

スズキ(7269)は3.3%安の1,744円をつけ、4日続落となりました。6日、外資系証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「買い」から真ん中の「中立」に、目標株価を従来の3,000円から2,000円にそれぞれ引き下げており、これが売り材料視されました。

ウェザーニューズ(4825)は3.2%高の2,075円をつけ、3日続伸となりました。6日、2026年5月期の第3四半期決算で、純利益は前年同期比29%増の27億円であったと発表しました。同期間で過去最高となり、これを好感した買いが入りました。

カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)を展開する壱番屋(7630)は3.6%安の896円をつけ反落しました。6日、2026年2月期(前期)の本決算で、純利益は前年同期比19%減の25億円だったと発表しました。あわせて2027年2月期(今期)を最終年度とする中期経営計画の目標を下方修正しており、先行きの成長鈍化を懸念した売りが優勢となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は方向感に欠ける展開となったものの、終値では15円高で3日続伸となりました。引き続き、中東情勢が主要な材料で、米国とイランの停戦交渉が注目されます。トランプ米大統領は日本時間8日午前9時を交渉の期限とすると述べており、足元では停戦期待から株価が上昇していたこともあるため、交渉がまとまらなかった場合には株価が巻き戻しするリスクが懸念されます。

そのほか、大引け後にはサカタのタネ(1377)やパルグループホールディングス(2726)、イオン系列のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)などの決算発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)