米主要3指数(ダウ平均、S&P500、ナスダック)は高値からの調整進む

米主要3指数(ダウ平均、S&P500、ナスダック)が軟調です。3月20日時点で、ダウ平均の2026年2月につけた史上最高値(50,188.14ドル)からの下落率は9.2%、S&P500の2026年1月の史上最高値(6,978.60P)からの下落率は6.8%、ナスダックの2025年10月につけた史上最高値(23,958.47P)からの下落率は9.6%と、高値からの調整がゆっくりと進んでいます。ダウ平均とナスダックは最高値をつけた時期は異なりますが、下落率がほぼ同じになってきました。

主要3指数のテクニカル面での共通した大きな変化は、長期トレンドをみる200日移動平均線(以下、200日線)を下回ってきたことです(図表2~図表4)。一方、日経平均株価は200日線まであと4,200円程度の幅があり、真の正念場という感じではありません(図表1)。それだけ過去の平均値に対して大きく上昇していたこということです。

【図表1】日経平均株価(日足)、200日移動平均線(緑色)
出所:マネックス証券ウェブサイト(2026年3月24日時点)

さて、この200日線は概ね1年間の平均値として市場参加者の中では広く重要視されていますが、株式市場の1年間の平均値を見るなら営業日数に近い245日移動平均線(以下、245日線)の方が適切です。上記に述べた米主要3指数は200日線を3月20日時点では下回っていますが、実は245日線をまだ下回っていません。

いずれにしても大きな流れを見るものなので、高値から大きく下落した局面や安値から大きく戻した局面では両方を見比べることも大切でしょう。

200日移動平均線を使用した分析手法「グランビルの法則」でどこを見るべきか?

移動平均線による相場の分析手法では、「グランビルの法則」が一般的です。グランビルの法則は米国のJ.E.グランビルが考案したもので、主に200日線を使用した分析手法です。相場に携わる多くの人たちが使用しており、数多くのテクニカル分析の中でも代表的な手法として知られています。売買転換サインは4つの買いサインと4つの売りサインの計8つのパターンに分類され、これを「グランビルの8法則」といいます。

ここで注目したいのは、4つの買いサインのうちの1つである「価格が上向き基調にある200日線に向けて下落し、200日線を下回った後にすぐに上昇に転じ、200日線上に戻る場合は買いサイン」というものです。

だとすれば、近々にも主要3指数が200日線上に戻る場合は買いサインということなのでしょう。なお、3月23日の上昇ではまだ超えていません。

【図表2】NYダウ平均(日足)、200日移動平均線(緑色)
出所:マネックス証券ウェブサイト(2026年3月24日時点)
【図表3】S&P500(日足)、200日移動平均線(緑色)
出所:マネックス証券ウェブサイト(2026年3月24日時点)
【図表4】ナスダック(日足)、200日移動平均線(緑色)
出所:マネックス証券ウェブサイト(2026年3月24日時点)