日本は珍しい国です。市民革命のなかった唯一の国ではないかといったことを以前につぶやきましたが、その原因はどこにあるのでしょうか。一つ考えられるのは、日本は基本的にその中に単一民族しかおらず、かつその単一民族が形成している国は日本一国しかないという、極めて異例の国だということではないでしょうか。そういった意味で極端なモノ・カルチャーを形成しており、それが護送船団方式とか、奉加帳方式を生み出したり、或いはせっかく競争原理を導入するような立法がされても、結局事実上の独占体制が維持される、これは企業も政治も同じですが、結果になるのではないでしょうか。問題は現在のような国境の極めて低い時代に、日本だけがそのような形を維持しながら国際競争に勝って行けるかということだと思います。