気づけばもう師走。忘年会の季節になりました。昨年は、コインチェックグループのNasdaq上場セレモニーの日に、TradeStationのNYオフィスで「Bo-Nen-Kai」があり、二次会では上場プロジェクトメンバーと祝杯を挙げ、その翌日には帰国のフライトへ。日本に着いた足で東京のグループ全体の忘年会へ参加し、さらに二次会まで。国をまたいでの忘年会ハシゴをよくやったなぁ、と今では笑って振り返っています。

今年も忘年会がいくつか予定されていますが、今回の青森県東方沖地震の影響を踏まえ、八戸オフィスの忘年会は中止としました。八戸には約100人の仲間が働いています。幸い全員無事でしたが、地域では被害にあわれた方もおり、冬の寒さの中で避難を余儀なくされた方もいらっしゃいます。まだ落ち着かない状況が続く方も多く、余震や暮らしの不安を思うと胸が痛みます。一日も早く穏やかな日常が戻ることを願っています。

その一方で、地震の翌日から業務を担ってくれた八戸のメンバーの姿には、あらためて強さと誇りを感じました。私自身、地震当日は海外出張の機内におり、皆とそのご家族の無事が確認されるまで気が気でありませんでしたが、この場を借りて、皆の姿勢に深い敬意を表したいと思います。

そんな中、昨晩は「生成AI×投資」をテーマに、お客さまをお招きしてマネックス証券オリエンテーションコミティーを開催しました。今年は、良くも悪くも「AIが存在感を放った一年」でした。フィッシング詐欺、株式市場の変動、そして働き方や生産性に至るまで、AIが影響を及ぼさなかった領域はほとんどありません。会に参加された多くのお客さまが「最終的な投資判断は自分で行う」とおっしゃる一方で、より良い判断を支えるツールへの期待も強く感じました。

地震のように予期せぬ出来事もあれば、AIのように急速に進化する技術もある。外的環境が変化し続けるなかで、それに向き合う人の強さやつながり、そして主体的な判断がこれまで以上に大切になる。今年の出来事を振り返ると、そんなことを強く感じます。

皆さまの声をしっかり受け止めつつ、来年もより良いサービスを実現できるよう、検討と挑戦を続けていきたいと思います。