本日、マネックスによるセゾン証券の完全子会社化(のちに速やかに合併)、ならびにマネックスとクレディセゾン(会員数1000万人を超えるクレジット・カード会社)の業務提携につき決定し、発表致しました。
詳細はHPで御覧頂ければと思いますが、これは新世紀のマネックスにとっての大きな第一歩であると考えています。口座数が15万を超え、野村、大和に次ぐ規模になるということと同時に、莫大な数のそして急速に膨張しているクレジットカード会員、お金を消費する手段としてのクレジットカード、そして実際のお金の出入り口としてのATMという、広大なネットワークとの連繋の可能性に大きな意義があると考えています。証券会社が銀行になれない一番大きな理由。それは「マネー」の使い勝手の悪さや出入り口が少ない問題です。もともとMONEXという社名は新時代のMONEYを提案して行きたいと考え、MONEYのYを一つ先のXにしたものでした。新世紀のマネックスに御期待下さい。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。