株価は実体と将来に向けての期待の2つを合わせて形成されます。今春以降、日経平均は大きく売り込まれました。その幅は実に35%に上ります。しかし日本の実体経済が本当に35%も縮小したでしょうか?そんなことはあり得ません。この振れ幅の殆どは期待の振れから来ていると考えます。ポジティブな期待か、ネガティブな期待か、によって日経平均は5000円位はずれるでしょう。日本に今一番欠けている期待。それは変化に対する期待だと思います。構造改革の兆しが見えないといけません。政界も証券界も、もっと自覚を持つべきではないでしょうか。