私は東証の業務委員をさせて頂いております。本日は夜間取引市場を東証が創設するかしないかについて理事長に対する答申を決する重要な会議が開かれました。
委員長、副委員長、そして私だけが賛成でした。業務委員会の大勢は時期尚早という判断であり、委員長は「これは業界の意見であり、全体の意見の半分である。もう半分の意見は投資家の意見である。」とまとめました。まさにその通りです。日本の資本市場を健全に育てるためにはより多くの一般投資家の参加が不可欠です。そして健全な資本市場の発達なしに、我が国の金融、強いては経済の諸問題は解決されないでしょう。個人投資家の参加を易くするには、単位株制度の改善による投資単位の引き下げと取引時間の延長などによる利便性の向上が必要だと思います。
一般個人投資家の意見を声を東証に伝えて下さい。