マネックスが事業内容発表会をしてから今日でちょうど一年です。1000円という最低手数料を発表したのも、銀座のソニービルに初めて懸垂幕を掛けたのも、去年の8月25日でした。
あの頃は右も左も良く分からず五里霧中という感じでしたし、開業の準備に大忙しで毎晩夜遅くまで会社に詰めていました。このように書くと今は楽になったみたいですが全然そういうことはありません。ただあの頃はまだ慣れていなかったのでしょう、とにかく「大変」でした。
あの時、それから一年間で成し遂げようと考えていたことは、取り敢えず達成できたと思います。但し、まだたったの一年です。マネックスはまだまだ赤ん坊です。皆様の批判を受けて、そして御支援を頂いて、育って行きたいと思います。(事業内容発表会の内容や、当時のソニービル風景、そして現在ソニービルに掛かっている新しい懸垂幕の風景は全てHP上に掲載されています。)
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。