昨晩久しぶりに旧友O氏に会いました。O氏はふざけているようで実はとてもしっかりとしていて、なかなか味のある、頼りがいのある友人です。今日はそのO氏の話。ある時高速道路を運転していると、路面にカラスが潰れて死んでおり、そのカラスを鷲が食べていました。恐らくカラスは路面に落ちた人の食べ物か虫を食べていて車に轢かれたのでしょう。そしてその死んだカラスを今度は鷲が食べていた訳です。O氏は急に気付いたので避けることが出来なく、鷲もO氏の車には気付いたのですが逃げるのが間に合わなくて、O氏は鷲を轢いてしまいました。O氏は以来このことを教訓にし、常に背後(それも上方)を気にして暮らしているそうです。奥行きのある話ですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。