BTC(ビットコイン)が堅調です。株式市場や為替市場ではところどころファンダメンタルズが悪化し、リスクオフ反応するものの、BTCへの影響は限定的となり、反落が買い場を提供しているように感じられます。海外のBTCの現物市場は毎日のように買いが入っています。デリバティブ市場の薄商いが影響しているのか、小規模のショートカバーをところどころ誘発してBTC価格を押し上げているようにも感じられます。
また、デリバティブ市場のロングポジションも買いにさほど偏っておらず、史上最高値付近でかなり健全なポジションバランスとなっております。この環境は非常に良好と言えるでしょう。大きな急落も起こりにくく、ジリ高推移相場が続く可能性が出てきました。
MACD(マックディー)では、ダイバージェンスが発生しているが、更なる上昇期待も

BTC/JPY日足チャート分析です。上昇トレンドに未だ触れることはなく、強い上昇が継続しています。トレンドラインとSMA30(黄色)は重なった箇所に位置しており、明日以降の押し目の状況次第で、1500万円のラインをより強固なものとなる可能性があるでしょう。
注意点はMACDがダイバージェンスしている点です。オシレーター的には反落を示唆するシグナルですので、慎重な姿勢を強めながら買いトレードを意識していきたいと思います。あまりにも強い上昇が発生した場合、このダイバージェンスは否定されてMACDが高値を超えますので、その場合はさらなる上昇に期待できるでしょう。
4時間足のMACDはすでに0.00付近まで下落。調整完了を示唆しているのか

BTC/JPY4時間足チャート分析です。現在、1520万円付近をサポートに反発しました。SMA90(水色)も推移している箇所だったため、テクニカル的には反発しやすいポイントだったと考えます。
現在はSMA30に上値を押さえ込まれていますが、ここを超えてくると上昇に弾みがつきそうです。再び、1600万円方向を意識したトレンドが発生する可能性が高まります。4時間足のMACDはすでに0.00付近まで下落し、こちらは調整完了を示唆しています。日足とは対照的ですが、4時間足は再度上昇トレンドに入ることを示唆しています。
ETH(イーサリアム)は200日移動平均線が上値目処

ETH/JPY日足チャート分析です。SMA200(橙)が目先のレジスタンスになります。ETH/JPYが40万円強のポイントで上値を抑えられる可能性がありますが、まだ10%以上のバッファがありますので上昇の余地がありそうです。BTCほど上昇に力強さがないため、様子見を優先したほうがよいと思いますが、三角保合いを形成して遅れて上昇してくるパターンにも見えます。
ETH/JPYの4時間足は三角保合いを形成中

ETH/JPY4時間足です。三角保合ラインを引きました。現在、SMA30(黄色)とSMA90(水色)に上値を押さえ込まれており、まず36万5,000円付近をしっかりと上抜けられるかがポイントとなりそうです。
MACDはすでに調整を完了していますが、方向感がないことも確かです。三角保合いを形成し、もう1週間後あたりから上値を超えていくイメージでしょうか。目先ETH/JPYの利食いは38万円程度をターゲットに再度押し目を拾い、ブレイクアウトを狙っていく戦略で考えたいと思っています。
私の暗号資産全体の方針としては、基本的にはBTC中心、ETHはサブトレード的な位置付けです。