郵政省は、携帯電話から出る電磁波と脳腫瘍の関係を疫学調査することとしたらしい。2つ気になる点があります。1つは、携帯電話から出る電磁波だけを調査の対象として意味があるのでしょうかということです。世の中には電磁波の元となるようなものはかなり多くあるように思われます。電信柱、送電塔の類から、テレビ、こたつ、電気毛布、地下鉄の中、皆さんの使われているパソコン。そもそも宇宙から降ってくるニュートリノとか、身の回りはいずれにしろ電磁波だらけのような気がするのですが、まぁ私の心配は素人考えですので的外れかも知れません。もう1つは、疫学調査の結果を出すのが2004年だということです。4年間・・。もし本当に体に悪いのなら、もう少し早く結果を出して頂きたい気がするのですが、そう思うのは私だけでしょうか。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。