ネットベンチャーという言葉が頻繁に使われ、記事の見出しなんかにも好まれて使われているようですが、インターネットはあくまでもインフラであって、いわば新時代の電話のようなものだとすると、この言葉もいずれ死語になるでしょう。電話が発明された頃には、電話絡みのいろいろな新会社やビジネスがあったでしょうが、早晩電話は社会インフラとして当たり前のものとしてあらゆるビジネスの一部になって行った訳です。電話の恩恵によって成長したビジネス・企業は電話屋さんだけではありません。むしろ電話屋さんは恩恵を受けた企業全体からみると微々たるものでしょう。「電話ベンチャー」と言うと奇異に聞こえますが、「ネットベンチャー」もいずれそう聞こえるようになるでしょう。