中学・高校時代にお世話になった社会の先生が定年退職されるにあたり、週末に最終講義をしてくださいました。30年ぶりに母校に集まった私たちが、起立・礼を交わしながら授業を受ける、とても懐かしいイベントとなりました。

学生時代の授業の細かな記憶はほとんどありませんが、Y先生が中学最初の講義で教科書を使わずに「アマラとカマラ」の話をされたことは、小学校までの授業との違いを大いに感じるもので、今でも鮮明に覚えています。そんな先生が最後に伝えてくださったメッセージは、学ぶことの意義から生きる意味にまで及びましたが、当時から変わらぬ一貫性がありました。

ふと逆算すると、先生、当時は今の私よりも全然若いのにあの貫禄だったんですね、と驚く一方、その型破りで既成概念に疑問を投げかける姿勢は今でも大いに学びになりました。30年ぶりの大同窓会、先生をはじめ久しぶりに会う同級生たちとの再会は刺激的なものです。自分を見つめなおす機会はつい疎かになりがちですが、この週末、改めて背筋が伸びる思いでした。