上期に30%台の増益となった3月決算銘柄は
10月下旬からスタートした3月期決算企業の上期決算発表も11月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げ、堅調な需要動向などを追い風に好調な業績を発表する企業が目立ちました。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、上期の営業利益が前年同期比で30%台の増益となった銘柄をピックアップしてみました。
例えば三菱電機(6503)はリチウムイオンバッテリー向けなどが低調で主力のFAシステム事業が苦戦したものの、北米やアジアで販売が伸びたことで空調・家電事業が好調だったことに加え、自動車機器事業も回復をみせたことなどから、上期の営業利益が前年同期比で30.1%増となっています。また、スタンレー電気(6923)は設備の入れ替えによる生産効率の改善や、製品の内製化などが寄与したことにより、上期の営業利益が前年同期比で36.4%増となっています。