【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 38,596.98  ▼530.16 (4/4)
NASDAQ: 16,049.08  ▼228.38 (4/4)

1.概況

米国市場はミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が「インフレの横ばい状態が続けば利下げする必要があるか疑問が生じる」との見解を示したことや、原油高などによるインフレ懸念が意識され下落となりました。

216ドル高でスタートしたダウ平均は朝方に294ドル高まで上昇しましたが、その後伸び悩むと午後に入ってマイナスに転じ大きく下げ幅を広げ結局530ドル安の38,596ドルで取引を終え4日続落となっています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も228ポイント安の16,049ポイントと反落となりました。

2.経済指標等

先週一週間の米新規失業保険申請件数は前週比9000件増の22万1000件となり市場予想以上に悪化しました。また、2月の米貿易収支の赤字額は前月比1.9%増の689億100万ドルとなっています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は11業種全てが下げ、情報技術とヘルスケア、コミュニケーション・サービス、金融、一般消費財・サービス、素材が1%以上下落しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄はシェブロン[CVX]とウォルマート[WMT]を除く28銘柄が下げました。そのなかでもセールスフォース[CRM]が3%を超える下落となったほか、スリーエム[MMM]とアメリカン・エキスプレス[AXP]も3%近く下げました。アムジェン[AMGN]も2%を上回る下落となり、マクドナルド[MCD]とゴールドマン・サックス[GS]も2%近く下げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、半導体株の下げが目立ちアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]が8%を超える下落となり、エヌビディア[NVDA]とマイクロン・テクノロジー[MU]、ブロードコム[AVGO]も3%以上下げました。クアルコム[QCOM]も2%を上回る下落となっています。

主力ハイテク株も安く、グーグルの持ち株会社であるアルファベット[GOOGL]が3%近く下落し、ネットフリックス[NFLX]も2%以上下げています。ジーンズ大手のリーバイ・ストラウス[LEVI]は決算で売上高などが市場予想を上回ったことや、通期の1株利益の見通しを上方修正したことで12%を超える上昇となっています。

5.為替・金利等

長期金利は0.03%低い4.31%となりました。ドル円は151円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株安を受けて下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均は下げ幅を大きく広げそうで、朝方の売り一巡後に下げ渋るような動きをみせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)