先日京都に行った際、昼食に京風スパゲティを選びました。メニューの品目が多くどの料理も京都風にアレンジされており、じもてぃでなければどれも試してみたくなることでしょう。
アカデミックには選択肢が増えれば増えるほど消費者の満足度は下がっていく「選択のオーバーロード現象」が言われます。マーケティングでも活用される考え方であり、ある程度選択肢を絞ることで顧客の困惑を回避し満足度を高められるようです。我々も店舗等で自然とそのような戦略に直面していることでしょう。その点でこのお店のメニューは多く感じられるかもしれませんが、個人的にはまた来たくなる選択肢の多さが良かったです。
スキー場ではどのコースも見ておきたい、バイキングの食事は何が提供されているのかひと通り把握したい、メニュー外の日本酒もございますと言われるとそちらの方が気になる。などなど最近感じたことを思い出しますが、「なんでも」を求めるのは単なる欲張りでしょうか。心理学や行動経済学に指摘されると抵抗したい思いってありませんか?
そう思いきや、そのような抵抗心(リアクタンス)も心理学的には定義されているようです。性格には強みと課題があるわけで自己理解と柔軟性が大切ですね。迷いに迷って選んだ一品は美味しかったです。