今日からマネックス人生16年目のスタートです!社会人生活23年のうち、15年をマネックスで過ごしていることになります。長いようで短い15年でした。ここだけの話(笑)、2年くらいで転職するつもりでマネックスにジョインしたのですが、気づけばグループのCEOになっていました。目指してもいなかったし、想像もしていませんでした。
なぜ2年くらいと考えていたかというと、前職のプライベート・エクイティ・ファンドの仕事を、「やり残した感」を持ちながら卒業せざるを得なかったため、もう一度戻りたい気持ちがあったのですよね。実際に、マネックス・ハンブレクト(現マネックス証券)という、M&Aアドバイザリー会社に2009年に入ってから2年経過した頃、あるファンドに転職しようと考えていたのですが、ちょうど同じタイミングで、マネックスグループの当時の担当役員から、マネックス・ハンブレクト社の社長就任を打診されました。マネックスっておかしな会社だなーと思いましたね(笑)。当時私は33歳。M&Aアドバイザリー会社で、33歳女性で社長ってレア中のレアだったと思います。そう、昔から、マネックスには多様性が当たり前にありました。
突然の社長打診でしたが、「初めてのことだし最初からうまくできるわけないから周囲の方に助けてもらいながら頑張ってみよう」と思って引き受けました。今思うと、このように、野心や自信や欲がなかったのが良かったのだと思います。失敗が怖くなかったですし、教えてもらうことが恥ずかしくもなく、むしろ巻き込み力が上がりました。
そこから、2年ごとに新しいチャレンジが与えられ、毎回、「がんばります」と引き受けました。自信があったからでも、強い上昇志向があったからでもありません。ただ、新しいチャレンジを重ねるごとに、当社グループ全体のことを知るようになり、愛着がわき、強いチームを作ることや、組織を次世代につなげていくことに興味を抱くようになりました。そうして、自分が新たなことに挑戦することで、自分の今のポストを次の人に渡していける、だから、自分も頑張ろうと思うようになりました。欲がないようなあるような、ですね。で、気づいたら、今です(笑)。
もうこれ以上上はなくなりましたが、25年目のマネックスを50年企業・100年企業につなげていくべく、16年目も頑張っていきたいと思います。