「新しいNISA」では、夫婦2人で毎月20万円を積立予定

――2024年から「新しいNISA」がスタートしますが、活用方法や戦略はすでに決めていますか?

これまでのNISA制度は、私の個人資産で運用していました。ですが、夫と話をして、「新しいNISA」では、夫婦2人合わせて3600万円の非課税枠を家族の資産形成に使おうと思っています。現在、積み立てているファンドと同じファンド(米国株インデックスファンド、先進国株インデックスファンド、全世界株式インデックスファンド、8資産均等型)を中心に、老後資金の形成を目的とした積立を行う予定です。

ただ年間の投資上限額が決まっているので、まずは積立投資枠の120万円×2人分を12ヶ月で割った20万円(1人当たり月10万円)ずつを、投資信託で毎月積み立てようと考えています。

「新しいNISA」に関しては、早めに非課税投資枠を埋めたほうがよいという考え方もあるようです。それは長期投資においては適切かもしれませんが、子ども3人を育てる我が家では、いまの時点でもいろいろとお金がかかります。家計の収支と現預金の残高、ライフイベントを確認しながら、1年単位で投資方針を夫と相談していく予定です。

「60歳でFIRE」を目標に、仕事の引き際は自分で決めたい

――投資の目標に「60歳でFIRE達成」を掲げていらっしゃいますが、そう考えるようになったきっかけや理由を教えてください。

職場で60歳以上のいわゆる再雇用の方々と一緒に働いていますが、現役時代より給料が下がっても、責任のある業務をしている人が少なくありません。また、新しい制度やシステムに適応するのに苦労している様子を感じることもあります。

その姿を見て、「仕事の引き際は自分で決めたい」と感じるようになりました。もちろん、その時に私自身の健康状態が良好で、「社会貢献したい」と思えれば、働くかもしれません。いずれにしても、60歳以降も働くかどうか、また、どういう働き方をするかを自分で決められる状態になっていたいと思っています。

親の責務は子どもたちが大学を卒業するまでと思っています。その頃には、私が60歳前後になっていることもあり、「60歳でFIRE達成」を目標にしました。

――FIRE達成後の理想の暮らしはありますか?

私たちが60歳になる頃には、少子高齢化がさらに進んで、社会も変化しているでしょう。夫婦の共通の趣味を楽しんだり、旅行をしたりしながら、次世代に活躍する方々や、エッセンシャルワーカーの方々を支援できたらいいなと思っています。理想を言えば、教育に関する事業への寄付、見守り隊のような活動もしたいと思いますが、果たしてそこまでの余裕があるかどうかは、現状ではわかりません。

朝活と昼休み、隙間時間を活用して情報を収集

――ところで、お仕事と子育てで忙しいなか、投資情報はどこで入手していますか? 

個別株投資においては、あまり知られていない銘柄を買うことも多いため、TwitterとYahoo!!ファイナンス掲示板をざっくり見るようにしています。

投資信託は、毎月自動積立をベースにしているので、特に気にはしていませんが、投資に関連する制度改正などについては、投資情報サイトやブログでチェックしています。

――情報収集などの時間はどう捻出されているのでしょうか?

情報収集や投資の勉強は、朝活を中心に自分の時間を確保してやっています。子どもの寝かしつけもあって夜は22時頃には寝ているので、朝は4時30分までには目が覚めます(笑)。仕事の昼休みの時間帯は、あらかじめ「今日は個別株の情報をチェックする」など決めて、実行するようにしています。あとは、食器を洗いながらYouTubeで投資関連の動画を見たり、歯磨きをしながらTwitterをチェックしたり…。隙間時間を活用して、情報収集と投資の勉強をしています。

家族年表でお金がかかる時期を見える化

――最後に、これから投資を始めようと考えている人へのアドバイスをお願いします。

家計や教育資金、老後資金について漠然と不安を感じている方は多いように思います。解決策の1つとして、家族の年表(ライフイベント表)を作ってみるのはいかがでしょうか。自分たち夫婦や子どもはもちろん、親や兄弟など、自分たちに関わりのある人や大切に思う人のライフイベントを書き入れていきます。

家族年表を作成することにより、いつ教育費がかかるのか、いつ退職時期が訪れるのか、いつごろ介護が始まりそうかなどが可視化され、支出が増えるタイミングを把握できるでしょう。ライフイベントには、確実に訪れるものもあれば、不確定なものもあります。それでも、そのイベントを安心して迎えるためには、今からどんな準備ができるかを考えることができます。

――ライフイベントを把握すれば、いつお金がかかるかを見える化できますね。

私たち夫婦の場合は、フルタイムで共働きをしていても、それだけでは、3人の子どもの大学費用を用意して、さらに自分たちが思い描く老後生活を実現するのは厳しいと感じています。だから、お金にも働いてもらうことが大事で、そのためにも投資する必要があると考えています。

投資はお金に余裕がある人がすることだと思われるかもしれません。でも私は余裕がない人こそ、時間を味方につけた投資をすることが大切だと考えていますし、それを実践しています。月々100円、コンビニで使う1回分のお金からでも投資を始めてみれば、長い時間をかけてきっと資産を増やしていくことができると思います。

ライフイベントは、待ったなしで訪れるものです。自分の大切な人たちと、選択肢が多い人生を歩むために、今できることからやっていきましょう。

――本日はお時間をいただき、ありがとうございました。

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※本インタビューは2023年6月9日に実施しました。
※本内容は、個人の経験に基づく見解であり、当社の意見を表明するものではありません。
※投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。