上昇続く日経平均、リバランス後のことを考えるのが得策

東京株式市場は6月最終週を迎え、需給イベントで注目の週でもあります。一方、比較的勝率が高い(上昇)こともアノマリーとして有名です。

月末は四半期末を含む週で、大口投資家によるポジション調整やリバランスが意識されやすいと言われています。おそらく2023年も同じようなオペレーションが予想されますが、指数の騰落と結びつける必要はありません。あくまでも一時的な売買であることや、その影響は地合いにもよりけりだからです。

動けない理由として、「様子見」「警戒感」で片付けてしまうと勝負には勝てません。年初からの上昇相場が続く中、リバランスが終わった後のことを考える方が得策です。

高値更新の可能性はいかに。注目は25日移動平均線の動き

前回のコラムで、日経平均の33,700円前後に、これまでの長い過去の値動きから算出されるフシが集中していることについて解説しました。ただ、仮に高値からの押しが浅い場合、高値更新の可能性が次第に高くなることに留意が必要です。33,700円前後のフシ(直近高値33,706円)を上回ることがあれば、34,400円処までの上値余地が生じるとみています。

投資家心理の側面で考えると、高値からの押しが浅い場合、再び高値を取っていくイメージができます。少しの損だと我慢できるため売らない→相場は再び上がりだす→高値更新で再び買い圧力が増すという好循環です。

逆に、高値からの押しが深い場合、それだけ早期の高値更新の可能性は薄れます。買い方に大きな評価損が発生し、戻り売りや見切り売りなどが発生し、さらに需給が悪化するでしょう。

そういった意味では、日経平均は25日移動平均線までの浅い押しにとどまるか、が注目材料となります。6月26日の米国株式市場では、SOX指数(半導体株指数)が25日移動平均線上でプラスで終えて戻ってきました。

大した動きではなかったですが、25日移動平均線付近を下値メドと意識した投資家が優勢だったと言えます。25日移動平均線付近で推移している、東京エレクトロン(8035)やレーザーテック(6920)、ソシオネクスト(6526)など半導体関連の動向が重要でしょう。