2023年3月期の営業利益が前期比で4割増となった銘柄は

4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も15日でほぼ一巡となりました。その決算発表を振り返ってみると、エネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業もありました。しかし、その一方で円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業も多くみられました。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に2023年3月期の営業利益が前期比で4割増となった銘柄をピックアップしてみました。

例えばアドバンテスト(6857)はスマートフォンなど民生品向けの需要が低迷したものの、高性能コンピューティングや人工知能(AI)などに使われる先端半導体の検査需要が増えたことや、自動車や産業機器などに使う半導体向けの検査需要も旺盛だったことから2023年3月期の営業利益が前期比で46%余りの増益となっています。また、信越化学工業(4063)も住宅の配管などに使う塩化ビニール樹脂で工場の高稼働が続いたことなどから2023年3月期の営業利益が前期比で47%を超す増益となっています。

2023年3月期の営業利益が前期比で4割増となった主な3月決算銘柄はこちらからチェック