減益ながら市場の期待を上回った12月決算銘柄は
4月下旬からスタートした12月決算銘柄の第1四半期決算発表も15日で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると円安や経済活動の再開、サプライチェーンの改善などを追い風に増益を確保した企業が多くみられましたが、その一方で原材料高などを理由に減益となった企業もみられます。
しかし、減益ながら市場の期待を上回って着地した銘柄もあります。そこで今回はTOPIX500採用の12月決算企業のなかから、第1四半期の営業利益は前年同期比で減益となったもののコンセンサス予想を上回った銘柄をピックアップしてみました。例えば住友林業(1911)は資材コストの上昇などで第1四半期が前年同期比で12%を超す減益となりました。しかし、コンセンサス予想は37%近く上回っています。