二桁以上の大幅な増益を見込む12月決算銘柄は
1月下旬からスタートした12月決算銘柄の本決算発表も2月の中旬に終わりとなりました。2023年12月期の業績予想では原材料高の影響などで減益を見込む企業もみられますが、その一方で値上げで原材料高を吸収することや、中国経済の再開などから増益を見込む企業もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の12月決算企業のなかから二桁以上の大幅営業増益を見込む銘柄をピックアップしてみました。
例えば日本ペイントホールディングス(4612)は建築用塗料の値上げが浸透するほか、自動車の生産回復により車向けの塗料の需要も伸びることなどから2023年12月期の営業利益が前期比で25%を超す増益見通しとなっています。また、クボタ(6326)も最大市場の米国で建機需要が堅調に推移することなどから2023年12月期の営業利益が前期比で23%以上の増益となる見通しで、コンセンサス予想を4%近く上回る強気の業績予想となっています。