権威主義、英語では、authoritarianism. 世界のいくつかの国で、権威主義が止まりません。そしてそれが、その国の人々、周辺の国の人々、世界の人々を不安に陥れています。もちろん二つの対立する考え方・価値観があれば、双方の声を聞くべきですが、歴史を繙くと、権威主義がハッピーエンドになったことはまずないと思います。

権威主義は、その国全体の問題ではなく、その国の中の一部の勢力、或いはひとりの独裁者の問題です。しかし太平洋戦争に突入する軍部を止められるものがあったとしたら、それは国民だけだったと思われるので、問題は一部の問題ではなく、国の問題とも云えるかも知れません。ところが第二次大戦の時と今では、国民が得られる情報量も、国民が発信できる情報量も、桁が大幅に違います。しかし何故今も、一部の権威主義者の暴走を止められないのか?インターネットの発明は、そのような問題を明かし、そして問題を止める力になれる筈だったのではないか?そんなことを思う、今日この頃です。

行き着くところ、人のサガを、技術は変えることが出来ないのでしょうか?諦めずに、何が出来るかを考え続けなければいけないと思います。