果たして、先週金曜日、日本時間午後9時に、プーチンはウクライナ4州のロシアへの併合を一方的に宣言し、延々と長い演説を打ちました。その実況中継を私は聞いていたのですが、007の映画のリアル版を観ているようでした。その論旨の内容、反応して一糸乱れず大きく拍手をするクレムリンに集まった人たち。007は、想像の産物ではなく、現実世界の写しだったのか。そう思わせる不気味さが、プーチンの演説とその会場の雰囲気にはありました。

とここまでは、007映画の通りなのですが、ひとつ根本的に違うのは、現実世界には007は居ないということです。デューク東郷も、イーサン・ハントも、ジェームズ・ボンドも、マーヴェリックも、居ません。世界の抱える問題は映画のようだけど、それを解決する手段は、映画のようには存在しない。そんな時代に私たちは生きているのですね。

だからこそ、問題をなくす・減らすように、想像力を働かして一日でも早くから、そしてちょっとでも強く、少しでも多くの人を巻き込んで、ひとりひとりが努力を積んでいかねばならないのだと思います。そしてまた、一日一日を大切に、今出来ることを今することが大切だと思います。4年前2018年は私にとって大きな年でした。コインチェックと本格的に出会い、同じグループで一緒に進んでいくことになった年でしたが、それ以外に個人的にもテンコ盛りの年でした。2月と11月に、お寺さん関係で超大型の取り組みが二つあり、その他に、7月にモスクワ、10月に敦煌に行ったのでした。

モスクワも敦煌も、もう暫く行けないでしょう。もしかしたら、もう二度と行けないかも知れません。何ごとも、今出来ることは今する。肝に銘じていきたいと思います。