10年以上前の最高益の更新が予想される3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算銘柄の本決算発表も5月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると2022年3月期の経常利益は世界経済が新型コロナウイルス禍から回復し、自動車やデジタル機器の需要が伸びたことなどから前期比で32%を超す増益となりました。しかし、2023年3月期は増収減益となる企業が増えることもあり前期比で2%程度の増益に止まる見通しです。
このように小幅な増益となる見通しの2023年3月期ですが、こうしたなかでも営業利益の最高益更新が見込まれている銘柄があります。そこで今回は10年以上前の最高益の更新が予想される銘柄をピックアップしてみました。例えば渋沢倉庫(9304)では1995年3月期の最高益を28年ぶりに更新する見通しとなっているほか、カネカ(4118)やフジクラ(5803)、フランスベッドホールディングス(7840)でも2006年3月期の最高益を17年ぶりに更新する見通しとなっています。