毎週月曜21時から開催している「広木隆のMonday Night Live」でいただいたご質問のうち、セミナー内で回答しきれなかったご質問に広木隆が回答いたします。回答対象とするご質問は、サイトへの掲載を考慮して選択採用とさせていただきます点についてご了承くださいますようお願いいたします。

Q.世界経済のリセッション入りと日本経済の推移について

ハタハタ様、マムシとスッポン様からのご質問

■世界経済はリセッションに移行したと思われますが、日本経済はどのように推移すると考えますか?(ハタハタ様)

■アトランタ連銀のGDP NOWですと1stQがマイナス成長、2ndQも0成長。これは今、リセッションの真っただ中ということでしょうか?(マムシとスッポン様)

回答

米国の第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率は前期比年率マイナスとなりましたが、押し下げに最も寄与したのは純輸出でした。

輸出の伸びが前期比5.9%減となる中で、輸入は17.7%増となり、特に消費材の輸入が大きく伸びており、成長にはマイナスに寄与するものの、需要の底堅さを裏付ける内容でした。

数字の上ではリセッションかもしれませんが、あくまでテクニカルなものですので問題ありません。

翻って我が国ですが、景気ウォッチャーをみても景気はこれからよくなるでしょう。外国人観光客の受け入れ再開や県民割で旅行や消費が盛り上がるでしょう。アルバイトの時給も上がっています。

また、経団連が6月21日に発表した2022年夏のボーナス妥結状況(第1回集計)は、前年比13.81%増の92万9259円となり、比較可能な1981年以降で最高の上昇率でした。プラスは4年ぶりです。こうしたことも日本経済の明るい一面です。

Q.現在の世界的な株価下落は景気後退を織り込んでいるか

たかたか様からのご質問

広木さんは、現在の世界の株価の下落をアメリカの利上げによる金利で説明されていますが、世界景気の後退を織り込む動きはあると考えられてますか?

回答

基本的な背景は、金利上昇に対するバリュエーション調整であるという認識ですが、マーケットの視点は、ころころ変わるので、局所的にそのような動きが出た(出る)場面もあります。

実際に以下のストラテジーレポートで指摘したのは景気後退の懸念が強まった時でした。

●関連記事:市場の懸念は世界景気後退に!?そうであるならば、問題ない(2022年5月27日)

Q.リーマンショック後のような調整後の再度の下落はある?

sachi様からのご質問

今回の調整は、なんだか2007年から2008年9月までの調整のようです。

リーマンショックではその後再び下落しましたが、今回もあの時のようにもうひと段階下落してしまう可能性は濃くなってきているのでしょうか?

回答

その可能性は低いでしょう。ご指摘の「2007年から2008年9月までの調整後、リーマンショックで再び下落」は、まさにサブプライムローンの証券化で生じたクレジットバブルがピークアウトして崩壊に向かう中で起きた調整で、リーマンショックはそれが顕在化した、いわばクライマックスでした。

今回はそのようなバブルとその崩壊がありません。あえて言えば米国はコロナバブルで膨らんだバリュエーション調整をしていますが、これは金利見合いで行われている極めて合理的な動きです。

加えて近年の金融機関の資本は非常に堅牢になっており、リーマンショックのような金融機関の破綻から金融危機に発展する可能性が非常に低いことも安心材料です。

Q.米国株はいつ頃まで下げる?

ルイボス様からのご質問

米国が弱気相場に入りました。いつ頃まで下げるでしょうか?

回答

米国株の調整は金利上昇に対するバリュエーション調整なので、長期金利次第ですが、その長期金利はここでピークアウトでしょう。

背景はFEDの利上げペースが年後半は鈍化すること、景気減速懸念が意識されてきたことです。よって、米国株の下落もここまでと考えます。

Q.日本企業の業績は今後どう修正されるのか

MN様からのご質問

日経平均のアナリスト予想EPSが下がってきているようで、そこから考えると今のPERは割高にも見え、まだ下げ余地が十分あるのではと思います。

景気後退という言葉も聞く中、日本企業の業績は、今後どう修正されていくとお考えかお聞かせください。

回答

円安の効果がまだ十分に織り込まれていないので、上方修正されていくと思います。

原材料高の悪影響はありますが、価格転嫁も進んでいるようなので、基本は堅調な業績だと思います。

Q.リートの今後の見通しは?

ran様からのご質問

リートの今後はどうでしょうか?

回答

有望でしょう。インフレ時にはREITの裏付け資産である不動産価格や賃料などが上昇しやすくなることから、REITの収益拡大が期待されます。よってREITはインフレ耐性が高い資産と言われています。

リモートワークの進展でオフィスの空室率が上がりました。今は首都圏賃貸オフィスの空室率の上昇は一服しましたが、賃料低下は続いています。2023年にはオフィス大量供給も控えています。まだオフィス系は避けたほうが無難でしょう。

都内の優良物件を組み入れた住居系のREIT、およびEコマースで需要が続く物流系のREITがよいでしょう。

Q.日本株と米国株のインデックスファンドについて

Nao&Company様からのご質問

日本株と米国株のインデックスファンドを買うとしたらどちらをお勧めですか?

また、買うタイミングも教えてください。

回答

両方買うのがいよいと思います。買うタイミングは分からないので、毎月の定時購入がよいでしょう。できるなら毎日買うのがいいですね。

マネックス証券には日額や月額で指定して毎日買付をする「毎日つみたて」というサービスがあります。参考にご覧になることをおすすめします。


このコーナーでは、毎週月曜夜21時から開催している「広木隆のMonday Night Live」でいただいたご質問のうち、セミナー内で回答しきれなかったご質問にチーフ・ストラテジストの広木隆が回答いたします。

今回は2022年5月16日のセミナーで寄せられたご質問から抜粋して回答しています。

回答対象とするご質問は、サイトへの掲載を考慮して選択採用とさせていただきます点についてご了承くださいますようお願いいたします。

 

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