先日トンガで海底火山が大噴火して、津波が日本沿岸まで来てビックリしましたが、あのような噴火では果たしてどのくらいの量の二酸化炭素が排出されるものなのか、今日或る話をしている時に急に興味が湧きました。ちょこちょこっとネットで調べたぐらいでは、答えは見つからなかったのですが、世界中の人間の活動が排出する二酸化炭素量は、世界中の火山の平時の活動による二酸化炭素排出量の約60倍であるとの研究結果があるようです。
人間の活動からの排出量の定義や範囲の設定次第で大きく答えが変わってしまうように思われますが、いずれにしろ火山活動による二酸化炭素排出量は、人間活動からのものに比べて数分の1という規模ではないけれど、数百分の1でもないということでしょう。ざっくり50分の1とかでしょうか。これは平時における、世界全体の人間と火山を比べた数字です。
そして研究では、ひとつの火山の大きな噴火の場合は、その噴火している間は世界の人間活動全てと匹敵する二酸化炭素を排出するだろうと考えられるとのこと。これって凄いですよね。あのトンガの爆発は、爆発中の時間は、その同じ時間の間の、世界中の人間活動を足したのと同じくらいの二酸化炭素を排出していたかも知れない。
そりゃ色々大きな影響が出ますよね。地球活動の凄さと、人間のちっぽけさを感じました。ま、全く逆に感じる方もいらっしゃるでしょうが。さてようやく週末です。良い週末を!