上期の営業利益が減益予想に反して増益となった3月決算銘柄は
10月の下旬からスタートした3月決算企業の上期決算発表も先月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞の集計によるとその上期決算は新型コロナウイルス影響の長期化で内需企業の苦戦が続いたものの、自動車や電機といった製造業で海外需要が回復したことや、需給逼迫や資源価格の高騰で非鉄や商社、海運の利幅も拡大したことなどから純利益が前年同期比で2倍となったとのことです。
こうしたなか減益予想だったにも関わらず増益となった銘柄もみられます。そこで今回は前年同期比で減益予想だった上期の営業利益が増益での着地となった企業をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば上期の営業利益が前年同期比で3%余りの減益予想だったキッコーマン(2801)では、海外でのしょうゆ販売に加え、食品卸事業も好調だったことから22%以上の増益となっています。