一桁の増益予想ながら二桁の増益となった3月決算銘柄は

先月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先週で終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると新型コロナウイルスの感染拡大による経済の停滞はあったものの下期に回復がみられたことで2021年3月期の経常利益は前期比で8.5%の増収となったとのことです。したがってこうしたなかで予想を上回る増益となった企業も少なからずみられます。

そこで今回は一桁の増益を見込んでいたものの二桁の増益となった企業をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えばローム(6963)では2021年3月期に前期比で8%余りの営業増益を見込んでいましたが、自動車やファクトリーオートメーション向けの大規模集積回路などが好調で30%を超える大幅な営業増益となっています。また、オムロン(6645)も前期比で2%余りの営業増益予想を見込んでいたものの14%余りの営業増益となっています。

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