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Q.5月売り後、この下げは取り戻せるのでしょうか?

回答

5月14日のストラテジーレポート「市場は間違う ‐ 最低の世の中で僕らは何をするべきか」をご覧ください。
市場は時として間違うもの。今はミスプライスです。日電産、ソニー、ソフトバンク、アドバンテスト、信越化学等の優良銘柄は切り返しが充分期待できます。ポイントはグローバル景気回復の恩恵を受けることができる企業かどうかです。
Q.ポートフォリオが悪いのでしょうか、平均45パーセントのマイナスです

回答

良い銘柄ばかりです。
5月14日のストラテジーレポート「市場は間違う ‐ 最低の世の中で僕らは何をするべきか」でお伝えした通り、グローバル製造業が今後は有利ですので、そのあたりの銘柄を加えたほうがよいでしょう。
Q.「構造的にインフレは起きない」の「構造的」な部分を教えてください

マーケットの歩き方5月版の中で、コモディティや先物などの投機的なインフレは発生しているが、CPI(消費者物価指数)などの構造的なインフレは起きないというお話がありましたが、なぜ構造的にインフレは起きないのか?
その構造的な部分を教えて頂きたく宜しくお願い致します。
回答

インフレが起きにくい構造要因として以下のことが考えられます。
・インターネットの浸透であらゆるコストが劇的に低下
・ミレニアル世代の嗜好(所有よりシェア)
・労働組合の弱体化
・ AIやロボット、無形資産などにヒトの仕事が奪われる
Q.日経平均はいつ底値を付けるか

日経平均、いつ底値を付けるのか教えてください。
毎日500円以上下げるのは見ているのはきついです。
回答

日経平均の予想PERが14倍台に低下しました(2021年5月17日現在)、そろそろボトムでしょう。
Q.FRBが金融引き締めに動くと、ナスダックや日経平均の下げへの影響度は?

現時点ではアメリカの物価上昇に株価がおびえている感じです。現実に物価を抑えるために、FRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めに動くとして、どの程度までナスダックや日経平均が下がるでしょうか。
金余りが抑えられるとしても、企業価値を大きく変えない企業はあるはずです。最悪を想定しておいたほうが、落ち着いていられますので、ご教示ください。
回答

「物価を抑えるために、FRBが金融引き締めに動く」とは想定していません。物価上昇はFED(中央銀行)の見解通り、一時的な特殊要因によるものだからです。
それでも、それに備えたいという意味でしょうか。
FRBの金融引き締めの順番は、
1)テーパリングの開始(量的緩和は続く)
2)テーパリングの完了(量的緩和の終了)
3)ゼロ金利解除(利上げ開始)という感じでしょう。
1)は1年後、2)はそこから9カ月、3)はさらにそこから半年~1年後ですので、そのころにはコロナが終息し株価はいまよりずっと上に行っているでしょう。
そういう手順を踏んでゆっくり金融を正常化に向かわせれば相場の下落は起きません。前回(リーマン後のQEからの正常化の際)がそうでしたよね。2014年秋のテーパリング終了から最初の利上げまで1年以上、間隔がありました。
Q.コロナ前に買っていたアメリカ株を処分すべきか悩んでいます。

このところのアメリカでのハイテク株、NASDAQの下落をうけ、コロナ前に買っていたアメリカ株を処分すべきか悩んでいます。
トゥイリオ(TWLO)、オクタ(OKTA)、トレード・デスク(TTD)、モンゴDB(MDB)などです。含み益は高値の時には150%くらいありましたが、そこから既に45%近く減っています。
今後数年間の高い成長性を信じて買った銘柄なので、できればもう少し保有したいのですが、あまりの激しい下落に、この先が不安になっています。
回答

一時的な調整に過ぎません。
わがん様の質問への解説もご参考にしてください。
このコーナーでは、お客様からいただいた質問にチーフ・ストラテジストの広木隆が回答します。
今回は2021年5月13日から5月14日に寄せられた質問から抜粋して回答しております。
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