6日、7日を飛び石連休の狭間と見なせば、10日からが実際的なゴールデンウイーク明けである。今年は、コロナに加えて、こうした日並びのせいか今週に決算発表が集中している。これまで膠着感が強く方向感が出なかった相場も、今週からは動意が見られるだろう。日経平均は三角保ち合いの様相で、25日線と75日線の間隔が狭まってきている。一目均衡表の雲も細くなってきた。そろそろ放れる頃だと思われる。
上述の通り、決算発表がピークを迎える。なんといっても注目は12日のトヨタ(7203)とソフトバンクグループ(9984)だが、それ以外を列挙すると、10日にはパナソニック(6752)、三菱重(7011)、伊藤忠(8001)、11日には武田(4502)、ダイキン(6367)、日産(7201)、ソフトバンク(9434)、NTTデータ(9613)、12日にはキリン(2503)、富士フイルム(4901)、資生堂(4911)、NEC(6701)、NTT(9432)、13日にはオリックス(8591)、三菱地所(8802)、14日にはSMC(6273)、東芝(6502)、ホンダ(7267)、三井住友(8316)、みずほFG(8411)、第一生命(8750)、KDDI(9433)といったところ。
新興市場でも10日にセリア(2782)、ワークマン(7564)、11日にBASE(4477)、12日にAppier Group(4180)、フリー(4478)、13日に日本マクドナルドHD(2702)、プレイド(4165)、JMDC(4483)、弁護士ドットコム(6027)、14日にハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)、ウェルスナビ(7342)と注目企業の決算発表が相次ぐ。
今週の日経平均のレンジは2万9000円~3万円とする。