オクタ(OKTA)決算:一株利益は6セントで予想を上回る
企業概要
オクタは、従業員アイデンティティと顧客のアイデンティティの保護リューションでセキュリティ上の重要な2つの課題に取り組む。従業員、契約企業、パートナー、および最終ユーザーをサイバー攻撃から守る製品を提供している。ソフトウェア・ソリューションは、クラウド・ベースの統合型ネットワークを通じて、事業や政府の規制に対処するためのさまざまなアプリケーションを提供し顧客のセキュリティを保護する。カリフォルニアを事業拠点とし、2017年に上場、2020年度第3四半期末の従業員数は2,100人を超える。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(11月-1月期)実績
★売上高・・・前年同期比40%増の2.35億ドル(市場予想は2.22億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・6セント(市場予想は1.1セントの赤字)
第1四半期(2月-4月期)ガイダンス
★売上高・・・2.37-2.39億ドル(市場予想は2.39億ドル)
★1株当たり損益(一部項目を除く)・・・20-21セントの赤字(市場予想は7セントの赤字)
2022年通期ガイダンス
★売上高・・・10.8-10.9億ドル(市場予想は10.9億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・44-49セント(市場予想は7セントの赤字)
2020年11月-2021年1月期決算は、売上高が前年同期比40%増の2億3474ドルと、市場予想(約2億2180万ドル)以上に増えた。1株損益も市場予想を上回った。ただ、2021年2-4月期見通しが慎重と受け止められ、決算発表日の取引は時間外で株価は急落している。
今後の株価見通し
ガイダンスが弱く、決算発表日引け後の時間外取引では210ドル割れで推移していた。長期金利上昇で、高PERのハイテク株に売り圧力がかかっていることもあり、下げが加速化している。支持線は200ドルレベルにあるが、押し目買いの好機となろう。
ダラー・ツリー(DLTR)決算:一株利益2.13ドルで予想を上回る
企業概要
ダラー・ツリーは、米国とカナダでディスカウント・ストアを運営している。7,500以上のDollar Treeなど社名を冠した店舗と7,700以上のFamily Dollarの店舗がある。Dollar Treeの店舗チェーンはブランド商品やプライベートブランド商品を、一般的に1ドル(カナダではCAD 1.25)で販売している。2019年度の売上高構成比は、消耗品(食品、健康・美容、家庭用紙・清掃用品など)が約50%、バラエティ商品(玩具、家庭用品など)が約45%、季節商品が5%となっている。Family Dollarには、一般的に1~10ドルの価格帯のブランド商品とプライベートブランド商品があり、2019年度の売上高に占める割合は、消耗品が約77%、季節・電子商品(プリペイドフォンや玩具を含む)9%、家庭用品8%、アパレル・アクセサリーが6%となっている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(11月-1月期)実績
★売上高・・・前年同期比7%増の67.68億ドル(市場予想は 68.05億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.13ドル(市場予想は2.11ドル)
★純利益・・・前年同期比18%増の5.03億ドル(市場予想は4.98億ドル)
★営業利益・・・前年同期比179%増の6.82億ドル(市場予想は 6.79億ドル)
★総店舗数・・・ 15,685店舗
2021通期ガイダンス
★新規店舗数・・・ 600店舗
3日発表の2020年11月-2021年1月期決算で1株利益が市場予想を上回った。同時に20億ドルの追加の自社株買いや新形態の店舗展開の計画も発表し、買いが優勢となった。
売上高は前年同期比7%増の67億6790万ドルと、市場予想(68億ドル)に届かなかった。売上高総利益率は31.8%と前年同期(31.0%)から上昇した。
今後の株価見通し
同社株は2021年に入り、ベアトレンドに入っている。本日の決算発表を受け110ドル超えから投資タイミングを図りたい。
スプランク(SPLK)決算:売上高7.45憶ドルで予想を上回る
企業概要
スプランクは、マシンデータをログ分析するためのソフトウエアを提供する。主力商品であるSplunk Enterpriseはアプリケーション管理、IT運用、セキュリティなど多様なケースに対応するログ分析機能がある。これまでサービスの多くはオンプレミス型で提供してきたが、Splunk Cloudの導入が進みSaaS型ソリューションが増加している。収益は、ソフトウエア・ライセンスの供与、クラウド・サブスクリプション、メンテナンスやサポート・サービスにより生み出されている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(11月-1月期)実績
★売上高・・・前年同期比5.8%減の7.45億ドル(市場予想は6.78億ドル)
★調整済みEPS・・・38セント(市場予想は3セント)
第1四半期(2月-4月期)ガイダンス
★売上高・・・4.8-5.0億ドル(市場予想は5.05億ドル)
第4四半期売上高、調整済みEPSはともに予想を上回ったが、続く第1四半期売上高ガイダンスレンジが予想を下回った。
今後の株価見通し
175ドル超えから、投資タイミングを図りたいところだ。
スノーフレーク(SNOW)決算:売上高は1.91億ドルで予想を上回る
企業概要
スノーフレークは、2012年に設立され2020年に株式公開したデータレイク、データウェアハウス、およびデータ共有システムを提供する企業である。現在の顧客数は3,000を超え、そのうちFortune 500社に含まれる企業が30%近くを占めている。 同社のデータレイクには、非構造化データと半構造化データを格納することができる。これらのデータを用いて分析を行い、洞察を構築しデータウェアハウスに保存することが可能になる。 また、同社のデータ共有機能により、企業は、従来の数ヶ月かかるプロセスと比較して、ほぼ瞬時にデータを簡単に購入および取り込むことができるようになる。 同社のすべてのデータソリューションは、さまざまなパブリッククラウドで使用することができる。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(11月-1月期)実績
★売上高・・・前四半期比19%増の1.91億ドル(市場予想は1.79億ドル)
★1株当たり損益(一部項目を除く)・・・70セントの赤字(前四半期は1.01ドルの赤字)
第1四半期ガイダンス
★製品売上高・・・1.95-2.00億ドル(市場予想は1.95億ドル)
2022年度ガイダンス
★製品売上高・・・10-10.2億ドル(市場予想は10.1億ドル)
2022年度製品売上高ガイダンスレンジが予想に一致した他、売上高、調整済みEPS
は全て予想を上回った。
今後の株価見通し
好決算だった同社株は、ここからは押し目買いの好機だ。