7月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算発表と並行して行われていた12月決算銘柄の上期決算発表ですが、それも8月中旬にほぼ終了となりました。その結果をみると新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい決算となる企業が目立ちました。しかし、減益となった銘柄のなかにも期待を上回ったものもあります。
そこで今回はTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象に上期の営業利益は減益だったものの、コンセンサス予想を10%以上上回ったものをピックアップしてみました。例えばガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)では上期の営業利益が前年同期比で40%近い減益となりましたが、コンセンサス予想の2.6倍の水準となっています。また、クラレ(3405)でも上期の営業利益が30%近い減益となりましたが、コンセンサス予想は30%近く上回っています。