先月下旬からスタートした3月期決算銘柄の中間決算も先月31日が決算発表前半戦でのピークとなりましたが、今月に入ってもまだまだ多くの企業が決算発表を行っています。そこで今回は早速6日と7日の2日間の決算発表をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に集計してみました。その結果をみると折り返し地点の中間決算ということもあって引き続き業績予想を上方修正する企業が数多くみられました。

例えばトヨタ(7203)では円安効果や原価改善努力の積み上げ、諸経費の削減などにより通期の営業利益の見通しをこれまでの1兆8500億円から2兆円に引き上げたことで、2兆円強のコンセンサス予想にほぼ肩を並べる水準となっています。また、コンセンサス予想を大きく上回る強気の上方修正に踏み切った日本製鋼所(5631)では決算発表翌日の株価が18%近く上昇し急伸しています。