長期三角保ち合いの最終局面

米ドル/円は先週から、110円近辺で上値重い展開が続いた。これは、長期三角保ち合いの重要な上値攻防局面にある影響が大きいのではないか。

2015年以降の米ドル/円は、値動きの収縮が続き、チャート的には大きな三角保ち合いを形成したようになっている。このチャートで、高値と高値を結んだトレンドラインを引くと、それが足元では110円近辺となる(図表参照)。

【図表】米ドル/円の月足チャート (2014年~)
出所:マネックストレーダーFX

以上のように見ると、「新型肺炎ショック」から反発に転じた米ドル/円が110円近辺で足踏みとなったのは、長期三角保ち合いのブレークを試す局面を迎えた影響が大きいのではないか。

米ドル/円の長期三角保ち合い、値動き収縮が続く中では、「上がっても前回高値を超えられず、下がっても前回安値を割れず」といったプライス・パターンが続いてきた。その意味では、保ち合いブレークの目安は、110円の大台、次が「新型肺炎ショック」となる前に付けた高値である110.2円、そして昨年の高値、112.4円などになるだろう。